カメオをillustratorから出力するには

グラフテック社のシルエットカメオのIllustratorからの出力の仕方のまとめです。
カメオの簡単な使い方について説明しています。
このまとめでステッカーなどが簡単に作ることができます。

シルエットカメオはAmazonからも購入が可能です。
グラフテック シルエットカメオ 小型カッティングマシン silhouette CAMEO

2013.10.16 追記
本記事のやり方はcraft ROBOのIllustrator用プラグインを転用してシルエットカメオをIllustratorから直接動かすやり方です。
このやり方で動作確認済みな環境はMacintosh限定となり、Windowsからの出力での動作はしないことが確認済みです。
IllustratorデータをWindowsから出力する際は付属のソフトウェア(silhouette studio)にIllustratorデータを読み込んでの出力となります。
但し、データ読み込み時にいくつか癖があり読み込まない場合があるのでWindowsでillusutratorでデータを作成する際は以下の記事を参考にデータを作りdxf形式で書き出し、読み込みするようお願いします。

Windowsユーザー向けシルエットカメオの使い方

2013.11.07追記
Windowsでも本記事のやり方でカメオをイラレから動かしている方がいらっしゃいました!
ドライバの設定をちゃんとしてやると動くようです。

シルエットカメオでイラレから直接カットする方法

0.概要
  1. マニュアル(入門ガイド・silhouette studio®)
  2. プラグインのインストール
  3. セットアップ
  4. カット設定・出力
  5. カッタープランジャ
  6. 台紙

1.マニュアル(入門ガイド・silhouette studio®)
Silhouette America, Inc. から公式の入門ガイド、silhouette studio®のユーザーマニュアルがダウンロードできます。
・入門ガイド
・silhouette studio®ユーザーマニュアル
2.プラグインのインストール
silhouette cameoは公式にはsilhouette studio®でしか動作しないにですが、
Craft ROBO(graphtec)専用のAdobe IllustratorのプラグインCutting Master 2 for Craft ROBOでの使用が可能です。
本マニュアルでは主にこのプラグインでの出力の方法を詳しく扱っていきます。
Cutting Master 2 for Craft ROBOは以下のサイトよりダウンロード出来ます。
http://downloads.graphtecgb.co.uk/support/

*現在Adobe Illustrator CS6まで動作確認済みです。
*プラグインは日本のグラフテックのサイトからもダウンロードできますが、ユーザー登録、シリアル番号登録が必要になります。上記のイギリスのグラフテックのサイト上では同じプラグインを直接ダウンロードできます。

3.セットアップ
本体右側面図
本体に電源コードとUSBケーブルを繋げ、USBケーブルはPCに接続します。
電源ボタンを押します。
各種ボタンの説明は写真の通りです。
メディアのセットは操作ボタンの左にある青いつまみを下ろし、白いツメをメディアの幅に合わせるようにセットしてください。
ツメのセットが終わったらつまみを戻し、メディアの左端を写真の黄色の矢印で指しているラインに合わせて操作画面の「ヨウシセット」を選択、「ENTER」ボタンを押します。
※今回はカッティングシートを切るため「ダイシナシ」を選択します。
※ファインペーパーのカットの場合はカットの位置がずれるため台紙が必要となります。(6.)

4.カット設定
Adobe Illustratorでベクター画像を用意し、メニューバー「ファイル」よりインストールしたプラグイン「Cutting Master 2 for Craft ROBO」→「カット・プロット」でプラグインを起動する。
※初回のみデバイス設定画面が表示されたら「Craft ROBO cc300-20」を選択
プラグインのウインドウが開いたらまずは「一般」設定をします。
一般設定でできることは以下の通りです。
・メディアサイズ:セットした紙のサイズを入力します。
・ジョブサイズ:実際に出力したいジョブのサイズを設定します。
・位置:メディア上のどの位置に出力するのかを設定します。

※メディアの最大値は横295mmです。縦に関しては、カッティングシートのロール状のメディアもカット可能です。
次に「レイヤリング」設定画面です。ドライバオプションを有効にすることで設定が可能になります。
主に枠内で囲ってある部分で以下の設定ができます。
・速度:カットする早さを設定します。
遅い:精度が高い、厚物を切る 速い:速い
・カット圧:カットの圧力です。数字が大きいほど強い力でカットします。
・線の種類:直線できるかミシン目で切るかのカットのパターンの設定
・パスの回数:厚物(ケント紙、ボール紙)など切りにくいものは2回3回カットすることで綺麗に切ることができます。

※刃先を出しすぎたりカット圧をあげすぎる前にまず試してください!!
・カットテスト:使ったことのない紙はカットテストをしましょう。
※カッティングシートの場合、下の写真で外側を剥がした際に三角部分が綺麗に残る感じがベストです。
全ての設定が終わったら「送信」をクリックして出力をします。

※出力時に失敗した場合
 CAMEOには一時停止ボタンがあります。出力中に「 ll 」を押すと一時停止してジョブを中断、またはカット圧、スピードなどのパラメータを変更してジョブを継続することが可能です。大きく失敗して、メディアが使えなくなった場合は動作を中断しましょう。また、一部失敗しても修正可能な場合は一時停止時にパラメータを変更してジョブを再開しましょう。

5.カッタープランジャ
刃の調整は刃の赤い線を数字に合わせて行います。0〜10段階で、小さい数字から大きい数字にかけて刃先が長くなります。
また適切な刃の長さ、使用上の注意等は以下のリンクのpdfに詳しく記載されています。
http://silhouettejapan.jp/dl/CUTTER%20CAUTION-3.pdf

この適切な刃の扱いをしないと刃は直ぐに痛んでしまいます。
消耗品なので別途購入は可能ですが、なるべく刃をいたわった使い方をするようにしましょう。
グラフテック シルエットカメオ カッター

6.台紙
ファインペーパーや普通紙などをカットする際には必ず専用の台紙が必要です。
台紙は刃やCAMEO本体の保護の為である他、カットの際に紙がずれてしまうことを防ぐことができます。
台紙を使わずにカットすると刃やCAMEO本体を痛める原因となるので絶対に止めましょう。
また、台紙も消耗品なので1500円ほどで購入が可能です。
グラフテック シルエットカメオ カッティング台紙 

しかしこちらは自作することも可能です。
自作台紙については以下のリンクを参照してください。
・自作台紙の作り方

4 コメント:

  1. 初めまして、カメオ購入後イラレで直接カットしたくて、たどり着きました。
    このページの記載方法で、試したところ、「ポートをオープンできません」というエラーで進む事ができませんでした。
    当方WinXP、イラレCS2の環境です。
    何かアドバイスありましたら、ご教授下さい。

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    1. Illustratorからの出力はグラフテックとしては正式に対応していません。現場動作が確認できているのはMacのIllustratorのcs4以上になります。グラフテックの正式なサポートがないためカメオをクラフトロボとして認識させて動いています。WindowsでのIllustratorからの出力はMacと同じように騙すことが出来ないようです。

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  2. Windows7 IllustratorCS2 の環境です。
    PrimoPDF をインストールし ポート選択でPrimoPortを指定したら出来ました。
    ※PrimoPDFがたまたまインストールしてあって、ためしに指定し送信したら動きました。

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  3. ユーザーアカウントを無効にしないとPrimoPDFが起動してしまいます

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