12:Revenge Week

Folding papers by cutting machine



intro to fablabの授業において悔しいこと、リベンジしたい事というのが
良い意味でも悪い意味でも少ないので
(個人的にはかなり毎回やりきっている…つもり)
今回リベンジとして、唯一intro以前から使っている工作機械にも関わらず
あまりたいした制作が出来なかったカッティングマシンのリベンジをすることにした。

geo formingのプロジェクトが始まって以来、数々の試行錯誤を行ってきた。
時期によって針を用いたり、釘を用いたりその度にカッティングマシンで
折りが出来るようになったつもりになっていたが、
最近になってまたカッターだけで出きるんじゃないかという結論になっていた。
しかし、紙によってはカッターで折り目を付けると紙が割れてしまったり折り目が汚くなってしまい
一概にカッターだけで全ての紙に折り目が付けれるわけではない事に気づいてきた。
そこで今回、それをある程度体系化することとともに、
いままでやってきたカッティングマシンによる折り目付けの知識を
まとめることをリベンジウィークの課題にする。



そしてこのまとめは今後のgeoのプロジェクトで紙を折ることで困ることが無くなる為でもある。


〜紙ごとの折り目のパラメーターを探る為に〜

カッティングマシンで折り目のパラメーターを探る為のaiデータ。
レイヤーごとにカットスピード、カット圧、アタッチメントを変えて
A4一枚の紙に6枚or12枚のサンプルが出力出来る。

〜既存のカッターセットによる折り〜
新しいカッティングマシンCAMEOでは刃の長さが10段階に設定、
カット圧は従来とおり33段階に設定が可能。

基本的にアートドリープなどの一層構造の紙の折りはこのカッターの刃を短く出し、
カット圧を調節することによって折り目を付けることができる。


殊geo formingに関して

やはり機械の性質上横線が縦線に対して弱く折りがつくので、精度を追求するのであれば
縦線、横線でレイヤー分けをすることが推奨される。

また、折り目をつけた面に対して山折、谷折りの性質の違いもある。
カット面に対して山折をすると紙が切れ目から開いて折れ易いという性質と
カット面に対して谷折りすると折りのサポートはされるものの通常の無傷の紙を折る際に近いクセがつくという性質がある。
この性質を有効に取り入れるには、geoではカット面にたいして縦横の直線は谷折り斜めの直線は山折が推奨される。

折りサンプル
紙:アートドリープさざれ アタッチメント:カッター 刃:1 カット圧:左2 右3 スピード:10cm/s


〜釘アタッチメントによる折り〜

カッターで折りをつけると割れてしまったりめくれてしあうような二層構造や表面加工された紙
またエンボス加工された紙等に折りをつけることができる。
基本的にカット圧は30前後の強めで紙を線状につぶして跡をつけておる。
カットスピードは通常より遅めに設定することでより強い折り跡がつく。

ケント紙などはカッターで折り目をつけると折った際に汚くめくれたり線が曲がったりしてしまう。
この釘で折り目をつけると、いわゆるエンボス加工の用な跡がつき、容易に折ることができる。
さらに折り目も割れずにきれいにまっすぐ折ることができる。


左:釘 右:カッター


左:釘 右:カッター

紙:ケント紙 アタッチメント:釘 カット圧:33 カットスピード:3cm/s

〜その他備考〜
グラフテック社の折り目付け用のアタッチメント各種は普通紙用なので、
ケント紙や竹尾の紙各種には基本的に折り目がつかない。

紙ごとにアタッチメント、カット圧、カットスピードなど細かくテストすることで、
一応のデータベースを作成出来るが
紙によって絶対は無いので上記の折りの理論で上手くいかないことも考えられる。









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